シャフト箇所からの水漏れが止まらない
スタンチューブとは、船内と船外をつなぐプロペラシャフトの筒のことです。
この中にグランドパッキンと呼ばれるひも状のパッキンや
シールスタンと呼ばれるセラミックを使用したもので海水の浸入を防いでいます。
今回はグランドパッキンの単式スタンチューブを換装するお話し。
最もシンプルな方法で一般の漁船タイプにみられるアカ止めの筒です。
既存のものが電蝕被害でパッキンが全く効かない状態の為の交換です。
![](/setouchi-marine/updata/135/image/IMG_8061.jpg)
シャフトは既に抜き出しています。この筒をまずは取り外し。
赤い斜線部分をカットし、この筒を固定するFRP材から切り離します。
![](/setouchi-marine/updata/135/image/IMG_8076.jpg)
もともとが48・50サイズを入れていましたがシャフト系は今回45φになるため
45サイズ用のスタンチューブに換装です。
上側の部分をカットします。そこから手を入れて作業。せまい。
![](/setouchi-marine/updata/135/image/IMG_8077.jpg)
このように張り合わせて固定していました。
作業過程がFRPなのでこの先の写真が完成後になりました。
![](/setouchi-marine/updata/135/image/IMG_8120.jpg)
芯だしもOK。海水浸入もピタリと直りました。
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